事業にはバッファが必要
コロナ禍が長引いていて、個人事業の収益にはずっとマイナスの影響が出ている。
具体的には、アプリやサイトの運営によって広告収益を得ているのだけど、緊急事態宣言が出ている時期は、単価が低下傾向になる。
それに加え、AppleがiOSの広告向け識別子(IDFA)の仕様を変更した影響で、今後は従来よりも30〜40%の減益になることが確定している。
さらに、税込み計算ができるアプリを出しているのだけど、4月から消費税の総額表示が義務づけられたことで、このアプリの需要は減退している。
こうして並べてみると、踏んだり蹴ったりとも言える状況だ。
なんやかんやが合わさって、個人事業はなかなかの苦境にあるといえる。
コロナ禍にしてもプラットフォーマーの仕様変更にしても、中長期的には事業にマイナスの影響を及ぼす事態が必ず、何かしら発生するわけで、収益がギリギリの水準だと、そういう時に苦しくなる。
なので30%くらいの減収が発生しても大丈夫になるように、収益のバッファを作っておくことが重要だなと、ここ1年で強く実感した。
同時に、収入に対する支出の割合を控えめにしておくこともまた、重要だと感じた。