オウムも遠くになりにけり
私は40代なのだけれど、1990年代に、リアルタイムでオウム真理教が社会の一部を破壊し、甚大な被害を与える様を見ていた。
また、かつては統一教会による霊感商法も有名で、取り込まれたり、大金を巻き上げられたりして、人生を台無しにされてしまった人たちの話もよく耳にした。
なのでカルト宗教に対する警戒心が強い。
これは同世代の人なら、ある程度共通する感覚なのではないかと思う。
しかしこちらの記事にあるように、今ではカルト宗教に対する警戒心が薄い人たちが増加しているようだ。
若い世代の人たちにとっては、オウムや統一教会の話は遠い昔話のようなもので、切迫した危険性が感じられるものではないのかもしれない。
そうなってくると、今後はカルト宗教の問題が再燃する可能性もありそうだ。
警戒心が薄れれば、カルト宗教が人々につけこむ隙が、それだけ増大することにもなるので。
いまだに安倍元首相が統一教会と関わりを持っているようでもあるし。
安倍氏はいわゆるネトウヨ層との親和性が高いことで知られているが、その界隈にカルト宗教の影響が及ぶ、あるいはすでに及んでいることもありえそうだけれど、そのあたりはどうなっているのだろう。
(まあ、そもそもネトウヨ自体が一種のカルトなんだけど)
この問題は今後も、継続的にアンテナをはって観察していくことにしよう。
こちらは去年の記事だけれど、統一教会は名前を隠してセミナーを開き、信者の獲得を狙っているらしい。
なのでやはりカルト宗教の脅威は、いまだ日本でなくなってはいないのだということがわかる。